お茶を通じて

昨日の春のお茶体験について 南坊流南坊会  平野先生からメッセージをいただきましたのでご紹介します。子どもたちは、愛情と熱意あふれる先生方に支えられ、さまざまな経験を糧に育っていきます。私たち大人も一緒に成長したいと思います。

参加した10人のうち半数は経験者でしたが、その子ども達は前回から半年経っているにもかかわらず教えた玄関での靴の脱ぎ方、挨拶の仕方、畳の歩き方、座布団の当て方など良く覚えていて 初めの子供たちの手本となって振舞っていた事に感動しました。

また、子ども達の観察力は鋭く、庭の草花や木々の変化や茶室の香の香り、普段と違うしつらえを発見しては率直な質問が出て たじたじとする内容もあり 私も気づきを得ました。

今回はひな祭りのしつらえでお茶をもてなす「お運びさん」と「お客様」の役割を茶道具のふくさや扇子を用いて交互に初めて行いましたが、初回参加の子ども達も経験者を見習い自分のペースで積極的に参加していました。

以前の経験からお茶を点てたいとの要望が多く嬉しいことでしたが、点てる順番で少し揉める場面がありました。「茶道では年齢、男女、職業に関係なく平等ではあるけれども分をわきまえることも肝心。相手のことを思い尊重する事を学ぶ場でもある。」と言う事を話しました。

日本にはひな祭りの他にも子ども達の成長を願う祭事がいくつもあります。それらの祭事の意味を知り 子どもは宝で大切にされている存在である事を自覚し、自分を大切に両親を始めとする社会に恩返しする気持ちが育ってくれたらと思いました。
(平野 宗祥)