学生アシスタント

平日であれば、おやつを食べて宿題をすませることが小学生の放課後の最優先課題。低学年のうちに毎日机に向かう学習習慣をつけることは、読み書き計算に代表される基礎学力を定着するためにも、学年が上がるにつれて質量ともに増えていく学習に対応するためにも欠かせません。そうはいっても、入学当初は「はやくしゅくだいしたいなあ」と大喜びで取り組んでいた宿題も、学習が進むにつれて苦痛になってしまう…というのは小学生のだれもが通るプロセスです。
そんなとき、子どもたちに近しい存在として多感な小学生を叱咤激励しながら並走してくれるのが学生アシスタントの先生です。自身が小中高と続く学習過程のさなかにいる現役生だけに、体験をふまえたサポートができるのが最大の強み。なにかと大人に反発したがる中間反抗期の子どもたちも、年齢の近いお姉さんたちのアドバイスならあんがいすんなりと受け止めてくれるものです。

学生アシスタントの若い力は、遊びや活動でも遺憾なく発揮されます。学習を終えた子どもたちは、平日であれば週ごと月ごとに用意されたプログラムに参加したり自分たちで遊んだりして自由に過ごしますが、フットワーク軽く仲間に加わってくれるお姉さんは常にひっぱりだこです。学生アシスタントとともに学び、遊び、ときに叱られもしながら過ごすうちに、子どもたちは自ずと「大きくなった将来の自分」を意識します。「大学って楽しい?」「なんでスイミーにきたと?」。子どもたちの率直な疑問や思いを受け止めるのも、彼女たちの大事な役割です。

このように、若い学生アシスタントさんの存在意義として見逃せないのは、彼ら自身が将来を模索している真っ最中であるということです。小学校教師をめざして学んでいる、社会福祉を学びながら障がい児ケアのサークルに所属している、小児科勤務志望などそれぞれの立場は違っても、子どもに関わる将来を想定して学童保育でのアルバイトを選択した若者の存在は、子どもだけでなくスイミーとスイミースタッフにも刺激を与えてくれます。

グローバル化が進む昨今、スイミーでも帰国子女であったり外国籍であったりと外国につながるお子さんを迎えることがありますが、そんなときに柔軟に対応できるのも学生アシスタントのおかげです。九州大学や西南学院大学で専門分野を探求している留学生(なかには日本の学童保育を研究している留学生も!)に通訳をお願いしたり、自国のお話をしてもらったりしながら、日本の学童保育らしさをベースにむりのない国際交流を模索しています。

加えてスイミーでは週に1~2回、福岡インターナショナルスクール(Fukuoka International School)の高校生をゲストにお迎えしています。FISのみなさんは「国際バカロレアプログラム(IB)」の「CAS(creativity 創造性・action 活動 ・奉仕 service)」の一環として継続的にスイミーを訪れ、遊びを通じた交流と児童の育成を支援してくれています。フレンドリーな交流体験を通じてスイミーの子どもたちとスタッフ、FISのみなさんのそれぞれが多文化・多様性の豊かさと楽しさに触れ、互いに知見を深めることができればと願っています。