「ユニバーサルまち歩き」

10月の福岡は、「ユニバーサル都市・福岡」の実現に向けて、市民みんなが楽しく考える時期です。スイミーではおなじみの吉住寛之先生と一緒に西新から天神まで移動してそれぞれのユニバーサルなポイントを探す「ユニバーサルまちあるき」を行いました。

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昨日できたばかりの地下鉄西新駅のエレベーターからスタートです。「きれいだね!」「音声案内は聞きやすいかな?」「出入り口に段差がないのがいいね!」「ガラスの扉だから、安全性も高いよ」

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西新駅の切符売り場で天神駅までの切符を購入。音声案内を使って切符を買うのは、スタッフも含め全員が初体験でした。「知らんかった〜、すごいね!」「すごいけど、ちょっと反応悪いよね」「うん。ぼく、間違ったかと思った」「少しずつ使いやすくなっているんだよ」

地下鉄の駅名をアルファベットとナンバーで示すピクトグラムにも注目です。「日本語がわからなくても、数字とアルファベットならどうにかなるやん」「空港線はオレンジ色って初めて知った〜!」

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天神駅から地上に出て、天神交差点の音響式信号音を確認。「吉住先生、通りゃんせです」。

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交差点をわたる際の誘導音の「ピヨピヨ」と「カッコー」の違いも確認。東西南北を音で区別していましすが、音声が重なると聞きづらいのも確か。「僕たちのような視覚障害者が信号を渡っていいか困っていたら、青ですよ、と声をかけてくれると助かるんだ」

みんな交代で先生に肩を貸して市役所へ向かいます。

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市役所では、みんなのトイレの杖置きやボタンを確認。市役所1階の、その名も「ユニバーサル・カフェ」で一休みして、忘れないうちにメモをとりました。

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大丸パサージュ広場では、さわって鑑賞できる彫刻と、車いすでも使える公衆電話をチェック。

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こちらは、地下鉄七隈線の南福岡駅。下りエスカレーターがあったり、車いすやバギーでも通りやすいよう点字ブロックに切れ目があったりと、新しくできただけにユニバーサルポイントも高いようです。

「地下鉄のアナウンスは男の人と女の人があるんだよ」。吉住先生のアドバイスに、耳をすましてみると…。「えっと、電車が出るときは女の人の声」「電車がくる時は男だ!」

多くの駅で、上りは男性の声、下りは女性の声でアナウンスされているそうです。いつも乗っている地下鉄にもたくさんのユニバーサルポイントがありました。

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地下街では、点字ブロックがある道とない道を発見。東西を走る2本の道の地面が違うため、吉住先生は感触の違いも判断材料にしているそうです。意識して歩くことで、南から北へ向けて上り道になっていることもわかりました。

西新と天神を歩くだけでも、たくさんのユニバーサルポイントを発見した一日。吉住先生から「もりだくさんの内容だったけど、みんなよく歩けたね」とほめていただきました。「今日はみんなで設備やデザインを確認して歩いたけれど、たとえ不十分な環境でも、みんなが思いやりの心をもって行動すれば、誰もが暮らしやすいまちができますよ」

視覚障害者としての視点から貴重な学びの機会をくださった吉住寛之先生、終始やさしくサポートしてくださった岡本さん、本当にありがとうございました。

▶吉住寛之先生のHPはこちらです。

▶「ユニバーサル都市・福岡」「ユニバーサル都市・福岡フェスティバル2016」のHPはこちらです。