実験や工作を通じて理科の楽しみやおもしろさを教えてくださるエジソン先生。今日は、紫キャベツやブルーベリーの色素・アントシアニンを酸やアルカリと反応させて色の変化を観察する夏らしい実験を準備してくださいました。
紫キャベツやブルーベリー、レモンにグレープフルーツをしぼって汁をつくります。石けんはおろし金でおろして石けん水に。この作業も楽しい!
2〜3人のグループにわかれ、ピペットで紫キャベツの汁を6本の試験管に入れて、実験開始です。塩水、砂糖水、重曹水溶液、酢、レモンとグレープフルーツのしぼり汁、石灰水溶液、ホウ砂水溶液、石けん水の中から好きなものを選び、ナンバーをふった試験管に入れます。
「すご! 青になった!」
紫色の絞り汁が、青や赤に変わります。液を落とした瞬間にぱっと色が変わるものもあれば、ほとんど変化しないものもありました。
ピペット、試験管、試験管立て、ガラス棒など初めてさわる器具がほとんどでしたが、先生に教わって上手に扱えました。
「使った液は、少しなら危険もないのでなめてみるといいよ」とエジソン先生。「酸っぱい味がするものは酸性、苦い味がするものはアルカリ性です」。
紫キャベツの色素アントシアニンが、酸やアルカリに反応して赤や青になったことを教わりました。
それぞれの実験結果を記録します。微妙な色の違いを忠実に表現したり、試験管を上からみた図で描いてみたり、立体図でスケッチしたりと記録の方法にもそれぞれの工夫がみられました。
片付けの前に、全部の液をまぜてみると…まるで魔法の実験のよう! エジソン先生、今日も楽しい講座をありがとうございました。思えば、小学生の頃に読んだ発明王エジソンの伝記で忘れがたいのは、勤務していた列車の中に勝手に実験室をつくって実験をしていたというエピソードです。そんなことしていいの? と思いながら憧れていた気持ちを思い出しました。そして、大変な試験の合間に手伝いにきてくださった福岡大学薬学部の菜先生にも助けられました。楽しい学びの時間をいただき、本当にありがとうございました。