人前で本を読むなんて嫌だ、と断り続けていたD君の本の読み聞かせデビューは、友だちのE君の「一緒に読もう!」の一言でした。
その2人の声を聞いて思い出した詩が谷川俊太郎さんの詩でした。
谷川俊太郎「ともだち」
ひとりでは
ひとりでは もてない おもいものも ふたりでなら もてる。
ひとりでは とどかない せなかも ともだちが いれば かいてくれる。
ひとりでは こわい よるのみちも ふたりで あるけば こわくない。
ひとりでは つまらないことも ふたりで やれば おもしろい。
ひとりでは できないことも ともだちと ちからを あわせれば できる。
こんな経験の積み重ねで子ども達が少しずつ大きくなっているとしたら嬉しいです。