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マレーシアってどんな国

「Selamat Pagi!  おはようございます!」
今日はアジアの国・マレーシアをテーマに活動します。マレーシアは、私ティゲスが約20年間住んでいた国です。実体験をもとにマレーシアの文化や生活について子どもたちの様々な質問に答えながら紹介したいと思い準備しました。「マレーシアはどこにある?」
最初に地球儀でマレーシアを探しました。「マレーシアは、よく耳にするマレーシアの首都クアラルンプールのある西マレーシアと、ジャングルやオランウータンなどの自然で有名な東マレーシアと海を隔てて二つに分かれています」
次は国旗です。国旗の束からマレーシアの国旗を探します。「マレーシアの国旗には星と月が描かれていますね。他にも星と月の描かれた国旗はありますが、これらはイスラム教の国なんですよ」
「トルコも月と星がある!」「アゼルバイジャンも!」。国旗一覧表を見ながら子どもたちは早速探していました。マレーシアの通貨はリンギットです。お札は1リンギット、5リンギット、10リンギット、50リンギット。硬貨はセントで数えます。紙幣を手にRさんは「ハイビスカスが描いてある!」とすぐに見つけていましたね。そう、ハイビスカスはマレーシアの国花なんですよ。
紙幣には特殊な素材でできたものもあります。破れたりしわになりにくいのですが、パリパリっとした感触を子どもたちは感じていました。そんな中でも「においが違う!」という感想が多く、子どもたちならではの意外な反応に驚きました。質問タイムでは、マレーシアの学校や動物、暮らしなどの質問が飛び出しました。
例えば、マレーシアの公立学校は午前と午後の2部制です。
「どうしてだと思う?」の問いに、「学校が小さいから」と答えてくれたTくん。ほぼ正解です。学校の数や教師の数が足りないので、午前午後の2部制になっています。兄弟姉妹で登校時間が違うことになるので保護者は結構大変です。

生活面の違いもあります。最近はバスタブやお湯のシャワーもありますが、典型的なマレーシアの家では水のシャワーしかない家もあります。年中暑い国なのでよく水浴びをしますし、水もタンクで温かくなっているので大丈夫なんでしょうね。

「家の庭にはどんな動物が来ましたか?」
「リス、さる、へび、大トカゲなども来ましたよ」。まるで動物園のようですね。自宅の庭にはバナナやパパイヤの木を植えたかったのですがやめておきました。理由は「猿が食べにくるから」です。この質問は子どもたちが大正解でした。私が最近まで住んでいたマレーシアのイポー市は、スイミーのある福岡市と姉妹都市になっています。そこで、イポー市のクイズもしました。「山があり水のきれいなイポーで栽培されている野菜は何でしょう?」答えは…”もやし”なんですが、ヒントを出しても「大根?」「白菜?」「ネギ??」となかなか答えが出ませんでした。

最後は、簡単なマレー語講座とマレーシアのうたです。マレーシア人ならみんなが知っている「ラサ サヤン」を輪になって歌いました。座り方は、アレーシア風にあぐらです。マレーシアでは床に座るときはみんなあぐらです。「日本では場合によっては行儀が悪いこととされるあぐらがマレーシアでは普通のことだったり、また逆のこともあったりと国ごとに様々な文化があるんですよ」

福岡市の姉妹都市であるイポー市、そしてマレーシアについて学んだ、スイミーのマレーシアデイ。今日の活動をきっかけに身近に感じて欲しいです。そして国によって文化や生活に違いがあることにも興味を持ってくれたらなと思います。ちなみに、福岡市とマレーシアのイポー市は1989年に姉妹都市を締結しており来年で30周年を迎えます。これからマレーシアやイポーのニュースに触れることが増えそうで楽しみです。お家でもぜひいろいろなお話をしてくださいね。ありがとうございました。Terima Kasih!

昼食は、マレーシアでも人気のハイナンチキンライスにイポーの特産・もやしと餃子の副菜です。トマトと卵のスープには昨日オイスカさんで収穫した空心菜も入れました。デザートはマンゴープリン! マレーシアの生活に興味心身の子どもたち、よく食べてくれて嬉しかったです。