夏休みの打ち合わせのため、ユニバーサルデザインコンサルタントの吉住寛之先生がスイミーに来られました。視覚障害をお持ちの先生を西新駅でお迎えし、肩を持っていただきスイミーへ向かいます。100メートルもない距離ですが、電線に邪魔され、並んで歩道を歩けない所もあります。「歩道が狭いと困りますね」と言うと、「そうですね。でも道路をすべて整備しようとすると、どれだけお金があっても足りませんから」という言葉が返ってきました。
「インフラ整備も大切なんですが、それよりも、困っている人を互いに助け合える社会になれば、障害者だけでなくお年寄りも子どももみんなが暮らしやすくなりますよ」
誰しも年はとるし、ケガや妊娠・子育てなどで周囲の手助けが欲しい場面は多々あります。そんなときお互い様の気持ちで支え合える社会ならどれだけ生きやすいだろう、と気づかされました。物理的に同じ空間にいても、感じること思うことは一人ひとり違います。スイミーサマースクールでは、吉住先生と子どもたちが共に過ごすなかで「目の見えない人が見ている世界」を感じたいと思います。ご参加をお待ちしています。
★「目の見えない人が見ている世界」 8月2日(火)
目が見えない状況(ブラインド体験)を通じて五感を意識し、目への依存に気づく。吉住先生と過ごすなかで、視覚障害対応について学び、点字の世界にふれる。
★「点字は暗号…!?」 8月25日(木)
点字の成り立ちと実際を学び、点字器を使って点字を打つ。福祉マインドについても学ぶ。
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