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いざというときの備え 〜防災学習〜

今日9月1日は「防災の日」です。そこで防災学習の一例として、ポリ袋を使ったクッキングと新聞紙を使ったスリッパづくりをしました。
「実際の災害のときは手を洗ったりできないこともあるから今日はそのつもりでね」ときく子先生。節水のため牛乳パックを開いたまな板のうえで玉ねぎとソーセージを切り、ゆで大豆、トマト缶と調味料をあわせてラタトィユを作ります。2枚重ねのポリ袋に材料と調味料を入れ、カセットコンロでわかした湯で加熱します。米と水を同量入れたポリ袋も作って一緒に加熱するとごはんも同時に作れますが…。「これでほんとにごはんになると?」
半信半疑で20分待ちポリ袋を開いてみると、やった! ほかほかのごはんとおかずができあがりました! バナナと5年保存可能のビスコを加え、限られた状況でもおいしい食事をいただくことができました。

ごはんができるまでの時間を利用して、いざというときに簡易スリッパになる新聞紙スリッパを作りました。日頃折り紙をしている子どもたちは簡単に作れました。折り方を覚えたら家族の分を作ったりきれいな包装紙で作ったり、さらにアレンジしてポシェットにしたり。手に入る材料の中で工夫することが大事ですね。災害に備えて日頃から自分たちでできることを少しずつ増やしていきましょう。

いざとなれば、あたたかいごはんと塩さえあれば生きて行けると思っている私にとって、ごはんも炊けるポリ袋(高密度ポリエチレン袋)クッキングは感動的な調理方法です。曇り空のこの日、あえて室内の電気を消してロウソクを灯していただいた昼食のこと、みんなが覚えてくれていたら嬉しいです。